MR向け資材を一括管理

新川氏
アピックスは、印刷を起点に、デジタルコンテンツ、業務支援、システム、物流などを組み合わせ、顧客のコミュニケーションと業務運用を支援している。5月には、刷新した資材発注ストアサイト「PEAS(ピース)」を基盤に、MRが使用する各種資材の制作から発注、版管理、在庫管理、梱包、全国配送までを一気通貫するサービスをスタートした。一般的なECサイトに近い操作性で現場の発注負担を軽減する一方、承認フローや発注履歴によって管理部門の統制を確保する。単なる発注システムにとどまらず、印刷・加工・保管・物流機能と運用ノウハウを組み合わせ、MRが医療関係者への情報提供や対話に注力できる環境づくりを目指す。
専用サイト「PEAS」基盤に
製薬企業では、制作や印刷だけでなく、在庫、版、発注、配送までを含む運用全体の効率化が重要となる。同社は印刷・制作の対応力、資材管理・物流ネットワーク、業務設計の知見を生かし、製薬企業ごとの資材運用に合わせたサービスを提供する。
PEASは、名刺、封筒、プロモーション資材、医療関連資料などをWeb上で発注・管理できる専用ストアサイト。利用者は対象資材を選び、必要数や配送先を指定して発注できる。加えてテンプレートを登録して可変情報だけを入力する運用にも対応し、その他、過去の発注履歴で再発注にも活用できる。
また、発注窓口と資材情報を一元化し、承認フローや履歴管理を組み込むことで、MRの発注作業と管理部門の運用負担の軽減を図る。
営業部ヘルスケアBPOグループの新川由樹マネージャーは、「MRが必要な資材を、必要な時に、必要な場所で使えること。その当たり前を、利便性と統制を両立した仕組みで支える」と説明する。
PEASの主な利用対象は、医療機関やイベント会場などへ資材を持参・送付するMRと、その活動にかかわる営業企画、マーケティング、資材管理、総務などの部門。特に「資材の種類や配送先が多い」「最新版の管理が複雑」「在庫や廃棄を減らしたい」「社内の発注窓口に業務が集中する」といった課題を持つ製薬企業に適している。企業規模を問わず、既存の業務フローや承認ルールに応じて、対象資材や運用範囲を設定できるという。
同社はPEASに加え、資材の制作、印刷、版管理、在庫管理、ピッキング、梱包、発送までを担う。版管理と印刷・物流を連携させ、最新資材を必要な場所へタイムリーに届ける。デジタル印刷による小ロット対応を組み合わせることで、過剰在庫や廃棄リスク、管理工数の抑制が期待できる。
今後は、PEASを製薬企業の資材運用全体を担うサービス基盤として発展させる方針だという。制作、印刷、在庫管理、配送に加え、承認や版管理、利用状況の把握までを一つの運用として設計し、必要な範囲から段階的に導入できる形を目指す。将来は、資材の利用状況や在庫状況を踏まえた適正な生産・補充により、コストや廃棄の抑制につながる運用モデルを構築する方針だ。
新川氏は、「PEASと当社の制作・印刷・資材管理・物流機能を組み合わせ、資材手配に伴う負担を軽減し、MRが医療関係者への情報提供や対話に注力できる仕組みを提供していく」と話している。
株式会社アピックス
http://www.apix.co.jp/peas/





















