エスアールエル、静岡県立静岡がんセンター、富士レビオの3者はこのほど、エスアールエル・静岡がんセンター共同検査機構と共同開発したがんゲノムプロファイリング検査用医療機器「ふじのくにHOPEオンコパネル」が保険適用されたと発表した。
同製品は、今年3月に厚生労働省から製造販売承認を取得していたが、「薬物代謝酵素関連遺伝子多型」の解析機能を搭載したがんゲノムプロファイリング検査用製品として、11月1日付で国内において初めて保険適用を受け、翌11月2日から、エスアールエルが全国の医療機関から同製品による検査の受託を開始し、エスアールエル・静岡がんセンター共同検査機構が検査を実施する。
同製品は、2014年からスタートした静岡がんセンターとエスアールエルによる共同研究「プロジェクトHOPE(High-tech Omics-based Patient Evaluation)」の成果を活用し、静岡県が推進するファルマバレープロジェクト(富士山麓先端健康産業集積プロジェクト)の一環として、公益財団法人ふじのくに医療城下町推進機構ファルマバレーセンターの支援のもとで開発された製品となる。
日本人がん患者5143症例の研究データをもとに設計され、薬の分解や代謝に関係する22種類の薬物代謝酵素関連遺伝子を含む計410種類の遺伝子を解析対象にしている。がんの遺伝子変化などに関する情報を提供し、治療方針決定の補助として用いられる。
がんゲノム医療は、患者一人ひとりのがんの特徴に適した治療を検討するうえで、その重要性が高まっている。同製品の保険適用と全国の医療機関からの検査の受託開始によって、対象となる患者が検査を利用できる機会の拡大が期待される。
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