鴻池運輸(本社大阪市、鴻池忠彦社長)は、医薬品・医療機器卸企業を対象とした物流管理サービスに乗り出す。これまでグループ企業の鴻池メディカルで培った滅菌処理や院内物流、医療機器メンテナンスなどの事業に加え、オリジナルの物流管理システムを用いた物流設計など、先進的な医療物流モデルを開発することで、医療関連サービスへの注力を図る考え。2020年には売上高300億円を目指す。
20年に売上高300億円
2012年3月期の同グループメディカル事業の売上高は94億5000万円。「ホスピタルロジスティックス」として、医療メーカーや医療機関向けサービス業務を展開してきた。特に医療機関向け滅菌処理サービスは、全国約500病院に対応。院内向け業務と委託滅菌サービスを併用し、総合的な滅菌品質保証の仕組みを確立している。また院内物流でも、それぞれの病院に適した物流・システムの設計、運用サービスを提供している。
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