
MSDは11日、副社長執行役員オンコロジー部門統括のプラシャント・ニカム氏が社長に就任すると発表した。また、上級副社長グローバル研究開発本部長の白沢博満氏は会長に昇格する。引き続きグローバル研究開発本部長を務める。両氏とも代表権を持つ。2021年1月から社長を務めるカイル・タトル氏はMSD中国の社長に異動する。このトップ人事は7月1日付で実施する。
ニカム氏は、16年に米メルクのオンコロジー部門に入社し、オンコロジー領域で副社長など要職を歴任後、22年にMSDオーストラリアおよびニュージーランドの社長に就任した。24年9月から現職にある。
ニカム氏は、「現社長のタトルをはじめとする経営陣が築いてきたビジネス基盤をもとに、患者さんを中心とした私たちのミッションを追求し、日本の医療に貢献できるよう革新的な医薬品とワクチンをお届けしていくことに尽力していく」とのコメントを発表した。