医薬営業支援デジタルツールを開発するインタラクティブソリューションズは、MRを対象にした医療者とのウェブ面談のAIトレーニングアプリ「iRolePlay（アイロールプレイ）」を開発し、6日から提供を始めた。AI医師に質問することで、相手の関心に沿って話せれば「クリア」とするゲーム感覚を取り入れた。
コロナ禍で実地面談が減り、訪問や同行といった実践力を養う場がオンライン上に置き換わった状況に対して、新たな研鑽の機会を提供する「プレゼン＆ロープレ・トレーニングツール」となる。いつでもどこでも実施でき、画面上で弱点や重点箇所をAIが指摘する。営業トークの中で顧客のニーズを引き出すための「深掘り質問」を設定することもできる。
同社は、研修上の悩みには、▽資料や話法は共有できても、実際に部下がノウハウを使えるようになっているのかどうか分からない▽ロープレを複数人でやった後の指摘や感想は「その場しのぎ」や「思い付き」になりがち▽ウェブ面談時に一方的に話をしてしまったり、脈絡のない質問を一方的にしてしまう――ことがあるとし、これらの課題を同ツールで解決できるとしている。
一部企業で試験導入中。価格はユーザー数や学習内容によって相談となる。
