株式会社ピー・アンド・エスは秋田県内で13店舗の薬局を運営する。薬物療法の適正化ともに食事療法や生活習慣の改善など疾患予防にも取り組み、各店舗には栄養士を配置し薬局内外での栄養相談等にも対応する。同社の特徴の一つは在宅医療で、その対象患者の8割が個人宅。しかも医療依存度が高い患者が紹介されるケースが多いのは、「信頼の証」でもある。その中心となるのが同社取締役の齋藤淳氏で、月平均70人を担当している。
齋藤氏は、「今年で16年目に入りましたが、最初は『在宅って何?』という状態でした」「人様の家に入るハードルがあまりに高く、“宅配業者”で終わってしまったことも・・」と打ち明ける。その当時、背中を押し、薬剤師が入りやすい環境づくりを進めたのが同県初の在宅医療専門診療所を立ち上げた秋田往診クリニック理事長・市原利晃氏で、現在も“同士”として信頼関係が続いている。
多くが在宅患者は終末期というイメージを持つかも知れないが、「我々が在宅で診て半期に一度、病院でフォローを受ける。在宅でも化学療法は継続できるというのが、我々が考える在宅医療だと思っている」と話す。成熟した多職種連携なくして、成立し得ない高度な在宅医療が展開されているようだ。
2011年から毎月『A t Home』と称し、医師や看護師、ケアマネジャーのほか弁護士や終活関係社などの“異業種”も含め30人ほどの事例検討会を市内で開催し、齋藤氏が事務局も務める。市内で「顔・腹・腕が見える」関係が出来ているという。製薬企業等はどう関わっているのか気になるところだが、同社の“在宅業務草創期”から現在の取り組み状況、多職種コミュニティづくりまで、様々な事例を交えて、齋藤氏らの積み重ねと今後の展望をお話いただく。乞うご期待。
日時
2023年7月20日(木)15:00~17:00
会場
薬学ゼミナール新宿教室(東京都渋谷区代々木2-1-1 新宿マインズタワー4階)
(オンライン配信とのハイブリット形式)
演題
多職種連携~チーム医療における薬局薬剤師の役割~
講師
齋藤 淳 氏(株式会社ピー・アンド・エス 取締役、薬剤師)
参加費
会員(無料)、非会員(リアル、オンラインとも5,000円)、学生無料
※リアル参加を希望される非会員の皆様には、当日会場受付時に参加費を申し受けます。
出欠のご連絡
2023年7月18日(月)までに、田中(t.tanaka@ytl.jp)宛てにお願いします。
※お申し込み時にリアル参加希望かオンライン参加希望かを教えてください。
お申し込みは下記の出欠フォームからも可能です。
https://fs223.formasp.jp/c984/form10/
当日の連絡先 080-3086-8607
※リアル参加は会員優先です。
※オンライン参加希望者には、事務局より7月19日に参加用ZoomURLを、また非会員の方には振込口座番号も合わせてお知らせします。7月中のご入金をお願い致します。
※随時会員募集中 t.tanaka@ytl.jp
主催
医療・医薬品情報研究会
https://www.ijouken.jp/
事務局・連絡先
学校法人 医学アカデミー 薬ゼミトータルラーニング事業部
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3錦三ビル5階
専用ダイヤル 03-5577-4907
担当:田中・秋山