住友ファーマは2日、都内で行った記者会見で、加齢黄斑変性に起因し、視野の欠損などを引き起こす網膜色素上皮裂孔の治療を対象にした他家iPS細胞由来網膜色素上皮細胞「HLCR011」の国内第I/II相試験を開始したと発表した。
第I/II試験は主に多施設共同ランダム化試験として、投与群と観察群の各10人で有害事象の発現など安全性を主要評価項目に、視機能の評価を副次評価項目として実施する。48週の観察を行い、有効性が確認できれば承認申請するとしている。2025年度の条件・期限付き承認の取得を予定しているが、試験結果を踏まえて時期を見直すことも検討する。
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