日本病院薬剤師会近畿学術大会が27、28の両日、和歌山市内で開かれ、医療DXをテーマにしたシンポジウムで、病院薬剤師が取り組む医療デジタル化の工夫や注意点が示された。山中理氏(市立大津市民病院薬剤部医薬品情報管理室・医療情報システム室)は、電子カルテと連動して各医薬品の術前休薬期間を容易に把握できる独自システムを構築したと報告した。
医療情報システム室の業務を兼任する山中氏は、手腕を生かしてこれまで約500個の独自システムを院内で構築した。その一つが術前休薬期間のチェックシステムで、電子カルテの画面で手術予定患者の持参薬一覧を表示し、医薬品を選択してボタンを押すと術前休薬期間が表示される。
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