エーザイの内藤晴夫CEOは7日、都内の本社内で行った記者懇談会で、早期アルツハイマー病治療薬「レケンビ」(一般名:レカネマブ遺伝子組み換え)を、2027年度に開業医をはじめとするかかりつけ医が診断し、処方できるようにしたいとの意向を明らかにした。現在、日本では同剤の最適使用推進ガイドラインに基づき、治療体制の整った専門病院などの施設で、PETなどによる診断、点滴静注製剤の投与が必要。同社は今後、自己注射が可能な皮下注製剤の初期・維持療法、血液バイオマーカーによる確定診断を実用化することで、患者の近くのかかりつけ医による診断・治療への本格参入に道を開きたい考え。
これは現行の専門医が中心となっている「レケンビ」の治療を、プライマリケアが主要な役割を果たす治療体制に転換し、マーケットの拡大を図ることを意味する。
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