国立がん研究センターとエーザイは12日、エーザイが抗癌剤として開発する標的蛋白質分解誘導薬「E7820」が患者由来の癌組織を免疫不全マウスに移植した患者由来組織移植(PDX)モデル(膵癌、胆道癌、胃癌、子宮体癌)において、全体では38.1%、胆道癌では58.3%、子宮体癌では55.6%で腫瘍の縮小を観察したと発表した。
成果を受け、同センター中央病院と東病院は、固形癌に対する「E7820」の日本人における安全性・有効性を評価する医師主導第I相試験を開始した。第I相試験の結果を踏まえ、エーザイと共同で特定の癌種やバイオマーカーを有する固形癌を対象に第II相試験を検討する。
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