第一三共ヘルスケアは14日から、スプレータイプのOTC痔疾用軟膏剤「サラシュット」(指定第2類医薬品)を新発売した。
軟膏を微粒化し、患部に直接スプレーできるため、手を汚さないのが特徴。スプレー式の痔疾用軟膏剤は、OTC医薬品で初めてのタイプ。
痔に悩む人は多く、同社の調査でも、成人の約3割が1年内での痔の経験を持っていた。そのうち20~40代女性では、約3割が「痔の治療の際に、患部を直接触るのは不衛生」と感じていたという。同品は、手を汚さずに痔の治療をしたいと思っている人に、全く新しい使用形態を提案する製品。
主要成分は、ジブカイン、プレドニゾロン酢酸エステル、ベンザルコニウム塩化物で、1日1~3回、適量を肛門部に噴射塗布する。軟膏が微粒子となってスプレーされるので、液だれしにくく患部に付着する。
ポンプ式エアレス容器を採用しており、横向きや逆さなど、どんな角度でもスプレーできる。容器内の残量が分かり、薬剤がほとんど残らない。容器も小型なので、外出先でもスプレー塗布できる。税込み希望小売価格は、4g入り1155円、8g入り1785円。
発売日の14日から「サラシュット」ブランドの公式サイト(http://www.sarashut.jp)をオープンしたほか、6月中旬からTVCMの放映も開始する。
CMでは、イラストレーターの白根ゆたんぽさんを起用し、今までの痔疾用薬のCMになかった“楽しいアニメーション”で、手を汚さずに治療できる特徴をアピールする。