東和薬品は、持続性ドーパミン作動薬として知られるブロモクリプチンメシル酸塩(開発コード:TW-012R)を、家族性アルツハイマー病(AD)の治療薬として開発を進めることになった。iPS細胞を用いて既存薬から候補化合物をスクリーニングするiPS創薬によるドラッグリポジショニングの成果。5月から同剤の有効性と安全性を検証する第II/III相試験に着手した。三重大学医学部附属病院を含む全国多施設で2028年3月まで実施する計画だ。

研究を進めてきた4者の代表者が会見
吉田逸郎社長(写真中央)は3日に記者会見し、「ビジネスの柱になるかは分からない。ただ、人々の健康に貢献するという企業理念のもと、治療薬のない病気に対して挑戦したい」と意気込みを語った。
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