島津製作所は16日、血管撮影システム「Trinias series with SCORE Opera」向け音声認識機能「SMART Voice」のアップデートを行ったと発表した。このアップデートは、1年ごとの更新が可能なアプリケーションプラットフォーム「SCORE Link」によって実装され、Cアームのポジション変更準備が音声によって操作できるようになった。
血管撮影システムは、脳梗塞や心筋梗塞を治療するカテーテル手術や、血管系疾患の検査・治療などに使用されるX線透視撮影装置。同社は昨年10月に「SMART Voice」を開発し、ステント強調処理など13種類の機能を音声で操作することが可能となっているが、今回、初めて機能拡充のアップデートが行われた。
血管内治療は新技術の発展が著しい領域で、同製品は定期契約アプリケーションプラットフォーム「SCORE Link」への加入により、装置導入後もアプリケーションの追加やバージョンアップを行うことで、装置の価値を継続的に引き上げている。
なお、同機能を搭載した血管撮影システムは、17~19日に大阪市で開かれる「第33回日本心血管インターベンション治療学会;CVIT2025学術集会」の心臓カテーテル治療を中心としたライブデモンストレーションで使用される予定。
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