エー・アンド・デイは18日、医療施設で使用される大型体重計「AD-6105R」の測定精度を向上させる技術を開発し、11月27日付で特許を取得したことを明らかにした。
医療施設で使用される大型体重計は、広い面積の計量台を備え、その下面の四隅に計量センサーを配置している。体重測定時には、各センサーが独立して測定値を出力し、それらを合算して一つの体重値として表示する。
同社は、高齢の患者を介助する医療スタッフが安心して利用できるよう、計量台を低い位置に設計した。これにより乗り降りが容易になる一方で、床面との隙間が小さくなるため、床面の凹凸や異物が影響を及ぼす場合も想定される。
こうした状況に備え、同社はさらなる安心・安全性の向上を目指して新技術を開発した。計量台の一辺に配置された二つのセンサーの測定値の和を活用することで異常を検知し、床面の凹凸や異物による接触位置を早期に特定できる仕組みで、これが特許の対象となった。
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