ニプロは今月から、バルーン拡張式血管奎背施術用カテーテル「Aperta NSE PTA XL バルーンカテーテル(販売名:PTA バルーンカテーテル GDM06)」の国内販売を開始した。同製品は、同社子会社のグッドマンが4月24日付で医療機器として製造販売承認を取得し、6月1日付で保険適用を取得している。
同製品は、下肢の動脈硬化によって下肢の動脈が狭窄または閉塞し、血流が悪くなる下肢動脈閉塞性疾患の治療に用いられる医療機器。バルーンカテーテル表面に一体化された樹脂製の4本のワイヤに拡張圧を集中させることで、拡張抵抗性の高い病変に対して効果的な拡張が可能となった。
同社は2023年に、バルーン長40mmの「Aperta NSE PTA バルーンカテーテル(販売名:PTA バルーンカテーテルGDM05)」の保険適用を取得し、販売してきた。今回新しくラインアップに加わる同製品は、バルーン長が100mm・150mmで、長い病変を有する下肢動脈に適したサイズおよび長さとなっている。
これにより、従来の APERTA NSE PTA バルーンカテーテルと合わせて、より多くの下肢動脈閉塞性疾患の治療に対応することが可能となった。