ディーエイチシー(DHC)は、今夏発売予定の一般流通向け新スキンケア製品一種において、日本ポリプロ社(本社:東京都千代田区)が新たに開発した高透明ポリプロピレン(PP)製容器を、国内で初めて採用する(日本ポリプロ社調べ・2026年3月時点。同社開発の高透明ポリプロピレンを、化粧品の店頭販売用容器用途として採用するのは国内初)。
同素材は、日本ポリプロ社が開発した高透明PP樹脂。透明部材の曇り度合を示すヘイズ値は従来のPPと比べて大幅に低減されており、ガラスのように澄み切った高い透明性を実現している。この高い透明性により内容物をクリアに視認できることから、化粧品そのものの美しさや商品の世界観を視覚的に表現することが可能となる。
また、PP素材ならではの軽量性と耐久性を備えており、容器としての必要な強度を確保しながら、内容物を安定的に保護し、品質を保持する。さらに、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの透明樹脂と比較して軽量であることから、輸送効率の向上やCO2排出量削減にも配慮している。
DHCはこれらの特性にいち早く着目。中身の美しさを直感的に伝えるとともに、品質を安定的に保持できる化粧品容器として、同素材を採用することとした。
同素材の特長をみると、独自メタロセン触媒技術(プラスチックの分子構造を細かくコントロールできる技術。透明度が高く、品質の安定した樹脂の製造を可能にする)により、従来のPPと比べて複雑形状に対する成形性が向上している。また、格段に高い透明性を実現し、化粧品容器に求められる意匠性や内容物の視認性にも十分対応できる材料特性を有している。
また、PP素材が有する低い水蒸気透過度により、内容液の蒸発を防ぐ。水蒸気透過度はPET比で約4分の1、ポリスチレン(PS)比で約20分の1と高いバリア性能を発揮する。
さらに、化粧品成分との接触を考慮した素材選定および容器設計を行い、内容物への影響に配慮。品質保持を目的とした構造設計のもと、安定性の確保に努めている。PP素材そのものが持つ優れた耐薬品性により、高い安全性と品質安定性を実現している。こうした設計により、製品の品質維持に配慮した容器づくりを進めている。
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