
Plasmionの質量分析用イオン源の接続モジュール(左)、イオン源を取り付けた超高速液体クロマトグラフ質量分析計(右)
島津製作所は23日、ドイツのスタートアップPlasmion GmbH(本社:バイエルン州アウグスブルク)の発行済み株式の75%を取得し、同社を子会社化した。これは、Plasmionの質量分析計(MS)用イオン源「SICRIT」および関連技術を獲得し、島津製作所のMS事業の強化を目的としている。
「SICRIT」は、液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS)などで普及してきたAPCI法(大気圧化学イオン化法)の限界を破る、画期的な技術。最大の特長は、複雑な前処理なしで対象物を直接、高感度でイオン化することで、困難だったリアルタイムの高感度分析を可能にすることが挙げられる。すでに、ヘルスケア分野における呼気からの疾患マーカー探索、環境分野での微量有害物質のモニタリング、食品・飲料の香気成分の非破壊分析などで用いられている。
両社は、2019年から技術情報の交換や島津製品の貸与、「SICRIT」の用途開発などで協業を続けてきた。Plasmion創業者であるCEO(最高経営責任者)のDr. Thomas WolfとCTO(最高技術責任者)のDr. Jan-Christoph Wolfは、今後も同社株式の25%を保有して経営に従事する。島津は「SICRIT」技術とMS関連技術を融合させた、次世代質量分析計を開発していく。
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