
巡回レディース健診(各種検診車)
ウィーメックスは23日、神奈川県小田原市の商業施設「ダイナシティ」で11月8日、富士フイルムグループ健康保険組合に加入している被扶養者向けに、「生活導線を活用した健康診断」を実施したと発表した。実施した結果、受診者の傾向としては、健診未受診者を中心に来場するなどの成果が得られた。
被扶養者は勤務先での定期健診の機会を持たない場合が多いため、受診率が被保険者に比べて低い傾向にあります。富士フイルムグループ健保組合では、神奈川県小田原・西湘エリアに加入事業所の主力生産拠点が存在し、同地域に加入者の多くが居住している。

ダイナシティ内、特設健診会場
今回特に、未受診者が多い40代の女性配偶者層を中心に、日常的な生活導線上で受診しやすい環境を整備することで、受診促進につながるのではないかの仮説のもと、同健保組合と同社は、新たな取り組みを検討・実施した。
実施した概要は、同健保組合か有の被扶養者の内40歳以上を対象とし、「生活動線を活用したショッピングモールでの健診」を目指した。内容は、▽モール内での巡回レディース健診[基本健診+子宮頸がん検診+乳がん検診+胃部X線検査(任意)]▽栄養士による野菜摂取レベルを測定する[ベジチェック]および栄養相談会▽超音波骨量測定装置体験▽モール内で利用可能な商品券および軽食の提供――とした。
その結果、受診者は80人、体験コンテンツ(ベジチェック、超音波骨量測定)が60人が参加。健診受診率が課題となっていた40代の受診が最も多く、その理由として“アクセスの良さ”が最多となった。また、健診会場のショッピングモールで同日内に買い物をした者が9割を超え、「生活導線を活用した健診」のコンセプトに合致する結果となった。また、受診者の傾向としては、「昨年未受診者」や「過去ほぼ未受診者」を中心に来場していた。
同社は、既存の健診サービスに加え、企業・被保険者・被扶養者に寄り添い実際に役立ててもらえるよう、新たな取り組みを進めてきている。同社では、「今回、『生活導線を活用した健診』という新しいコンセプトで健診を実施した結果、多くの被扶養者にご利用いただき、その有効性を確認することができました」とその成果を示すと共に、今後も顧客の課題解決に直結するサービスを継続的に提供し、ユーザーや社会に持続的な価値を創出していくとしている。
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