島津製作所は19日、創業150周年記念事業の一環として、京都市中京区・河原町二条に「島津科学技術ミュージアム」(仮称)を建設する計画を決定したと発表した。計画地は「関西近代建築の父」と称される武田五一氏が監修した旧河原町本社(1927年竣工、現フォーチュンガーデン京都)に隣接する、同社にとって象徴的な場所となる。
新ミュージアムは、同社の歴史的資産と最先端の科学技術を結び、社会との新たなつながりを育む文化拠点として、2029年夏の開館を予定している。近隣鬱に位置する、創業者・島津源蔵氏の家屋兼社屋を改築した「島津製作所 創業記念資料館」と併せて「2館体制」を構築し、150年の軌跡と未来への展望を一体的に発信していく。
設計には「建築界のノーベル賞」と称されるプリツカー建築賞を受賞した、建築家・伊東豊雄氏を起用する。伊東氏の建築思想は、「せんだいメディアテーク」(宮城県仙台市)に象徴されるように、来館者が“主体的に学び、交流する空間”が特色となっている。
また、「茨木市文化・子育て複合施設 おにクル」(大阪府茨木市)や「みんなの森 ぎふメディアコスモス」(岐阜県岐阜市)、大阪・関西万博のEXPOホール「シャインハット」など、人々の集いを促す施設を数多く手がけている。今回のプロジェクトは伊東氏にとって文化都市・京都における初作品となる。
伊東氏は、「島津製作所の素晴らしい歴史と未来に向かう技術をテーマにした展示を、いかなる創造的なミュージアムの空間として実現できるか構想するだけでも胸が高鳴ります」とコメントを寄せている。
新ミュージアムは、地下1階・地上4階、延床約4125平方メートル。展示室やワークショップルーム、ライブラリー、カフェ、ショップ、広場ほかを設置する予定。
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