高リスクのくすぶり型多発性骨髄腫(くすぶり型)の治療薬としてヤンセンファーマの「ダラキューロ配合皮下注」が登場し、これまでは経過観察が標準的な対応とされてきた多発性骨髄腫の前駆状態に対し、進展を遅らせる治療が可能となった。福岡大学医学部腫瘍・血液・感染症内科学の高松泰教授は、同社が開いた記者説明会で、くすぶり型は進行が緩やかな病態の患者も混在するため、「短期間で急速に多発性骨髄腫に進行する高リスクの患者さんを抽出する、より精度の高い方法を見つけることが今後の課題」と指摘した。
高松氏によると、くすぶり型は、骨髄中に異常な形質細胞(白血球の一種)が増加し、血液や尿中にM蛋白(モノクローナル蛋白)が認められるものの、▽高カルシウム血症▽腎機能障害▽貧血▽骨痛や病的骨折などの骨病変――といった臓器障害(CRAB症状)がない状態をいう。
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