AIを活用した医療機器を開発・提供するアイリスは1月30日、京都大学病院で、次世代医療基盤法に基づく医療情報のデータ構築プロジェクトを開始すると発表した。同プロジェクトでは、京大病院が保有する咽頭画像や問診情報などを、次世代医療基盤法に基づき、認定作成事業者であるライフデータイニシアティブ(LDI)で、研究開発等への利活用が可能な匿名加工医療情報(非個人情報)に加工する。
同プロジェクトの特徴は、アイリスが内閣府とも相談の上で、スキーム設計から主体的に関与したことや、データ加工を行う認定作成事業者と連携し、クラウドデータの提出などの協力を行うことで、臨床現場での実用性を踏まえた、より利活用に適したデータ構築が可能となる新たな取り組みとなっていることが挙げられる。
京大の黒田知宏教授は、「アイリスの医療機器から生まれるデータと診療現場の医療データを『つなげる』ことを目指す、非常に新しい試みです。この取り組みを通じて、新しい医療データのつなぎ方と活かし方が広く社会に浸透し、日本から新しい医療が産み出される原動力となることを期待しています」とコメントしている。
なお、次世代医療基盤法(正式名称:医療分野の研究開発に資するための匿名加工医療情報及び仮名加工医療情報に関する法律)は、医療機関などが保有する診療情報を個人を特定できないように加工(匿名加工医療情報、仮名加工医療情報)し、認定作成事業者を通じて研究開発等に活用することを可能にする制度。患者のプライバシー保護を確保しながらリアルワールドデータ(RWD)の活用を行うことで医療AIや新薬開発などの研究を加速する仕組みとして、2018年に施行された。
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