島津製作所は23日、同社子会社であるフランスのShimadzu Chemistry & Diagnostics SAS(SCHD)が、免疫抑制剤分析キット「DOSIMMUNE」について、欧州連合(EU)の体外診断医療機器規則(IVDR)に基づくクラスC認証(CEマーキング)を取得したと発表した。
同キットは、移植患者の血液中の免疫抑制薬の濃度測定に用いられるもの。液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS/MS)と併せて使用する。LC-MS/MSを用いて免疫抑制剤4種類の血中濃度を調べる際に必要な試薬、移動相、カラムなどを揃えている。
同キットは、これまで欧州の旧指令の体外診断用医療機器指令(IVDD)に適合して販売してきている。2017年5月に新しいIVDRが発効され、22年5月から適用が始まった。
IVDRでは安全性・性能に関する要求が強化され、多くの製品で第三者のノーティファイドボディによる審査・認証が必要となる。SCHDは所定の審査を完了し、25年11月にIVDRに基づくCE認証を取得した。
同キットの主な特長としては、業務負担を軽減させたことが挙げられる。内部標準を含めて必要な商品が揃った分析キットで、購入後にすぐに使うことができる。使用説明書(IFU)に記載の条件により、プログラム可能なLC-MS/MS装置と組み合わせて運用可能となっている。
また、患者体内にある4種類の免疫抑制剤(タクロリムス、シクロスポリンA、エベロリムス、シロリムス)の血中濃度を、同時に迅速かつ正確に測定することで、治療効果の評価およびリスク低減に寄与する。一般的な血中濃度域をカバーし、測定対象以外のノイズが低い状態を確保して、安定した定量を実現している。
さらに、最適な条件下では、1検体当たり2分以内(前処理を除く)に分析結果の取得が可能となっている。
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