島津製作所は11月2日から、社外研究パートナー公募制度「SHIMADZUみらい共創チャレンジ」のパートナーの募集を開始する。同制度は、スタートアップや大学などとの共同研究を通じて、同社の成長を支える新事業や新製品の創出を目指すもの。従来の「シーズ募集型」に加えて、今年度は同社独自の技術を外部パートナーのサンプルで検証する「検証パートナー募集型」を新設している。テーマはそれぞれ「次世代産業用CTシステム」および「量子赤外分光による高吸光度材料評価技術」となっている。
新設の「検証パートナー募集型」の公募では、京都大学大学院工学研究科の竹内繁樹教授の研究グループとの共同研究成果「量子赤外分光装置」の社会実装に向けて、実サンプルによる検証に協力できるパートナーを募集する。
竹内氏との共同研究では、量子もつれ光子対の発生過程の干渉を用いて、可視域の光源と検出器のみで、赤外域での分光が可能な量子赤外吸収分光法を開発している。同技術は、医療やセキュリティ、環境モニタリングなどにおける様々な物質の鑑別同定への応用が期待されている。
同制度の対象は国内の大学や公的研究機関、企業に所属する研究者および技術開発者など。募集期間は11月2日から12月31日、採択は最大2件を予定している。
テーマが採択された際には、400万~500万円の研究費を提供し、同社の基盤技術研究所みらい共創ラボ(京都府精華町)の設備を活用することができる。
研究期間は原則1年だが、製品化や社会実装を前提とした長期のパートナーシップ締結も視野に入れている。
同社はこれまで「老化抑制関連」「材料/プロセス開発支援」「三次元細胞イメージング技術」の3テーマで1件ずつ採択している。
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