臨床検査機器・体外診断用医薬品メーカーのアークレイは、迅速検査装置「スポットケムIL SL‐4720」の新しい専用試薬として、診療所向けに、炎症マーカーCRPの測定試薬「スポットケムi-Line CRP」を新発売した。
全血検体を用いて10分で自動測定され、CRP値を8段階で判定。従来のラテックス凝集法と比較して、個人による判定誤差がなく、検査結果を客観的に得られる。また、試薬カートリッジを挿入すると、結果の印字までが自動で行われるため、目視で判定する試薬のようにタイマーで時間を設定する必要がなく、業務の効率化が図れる。
昨年9月にインフルエンザ検査専用試薬を発売。感染症を診断する上で小児科を中心にニーズの高いCRPを、新たに検査項目に追加した。