サンスターは、生薬の当帰(トウキ)の力で、口臭や口中のネバつきを伴う歯肉炎・歯周炎を予防する高付加価値歯磨「薬用サンスター塩ハミガキa」(医薬部外品)を新発売した。歯肉炎や歯周炎などの予防歯磨市場はここ数年、順調に伸長しており、中でも生薬系の製品が堅調に伸びている。オーラルケアの有力ブランドを持つサンスターとして、生薬成分を配合した歯磨剤は今回が初めてで、歯ぐきの炎症を抑える作用のある当帰エキスを配合した特徴を、口臭やネバつきなど慢性的な歯周炎に悩む中高年層にアピールしていく。
オーラルケア市場では、高付加価値で高価格帯の歯肉炎・歯周炎(歯槽膿漏)予防歯磨が市場全体の16%を占め、09年では前年比4%増で推移しているという。中でも生薬成分を配合した製品は9%増と、大きく伸長しているのが特徴。
同社では、歯肉炎や歯周炎を発症しやすい、アクティブシニアと呼ばれる40~50代の280人にアンケートを実施した結果、「口臭を気にしている」という人は8割(非常にそう思う32%、ややそう思う48%)、「口のネバつきが気になる」という人は6割(非常にそう思う21%、ややそう思う39%)も見られた。
新製品の「薬用サンスター塩ハミガキa」は、四つの薬用成分がバランスよく働き、歯肉炎・歯周炎から口中を守る。抗炎症作用のある生薬当帰エキスを配合し、薬用塩(塩化ナトリウム)が緩んだ歯ぐきを引き締める。さらに塩化セチルピリジニウムが原因菌を殺菌し、ビタミンEが血行を促進して健康な歯ぐきを保つ。
薬効感のある植物の香料を含んだスパイシーミントの香味で、薬用塩のさっぱり感と合わせて、爽やかな使い心地も特徴。税込み希望小売価格は、85g1029円。
ターゲット層となる40~50代を対象とした前記調査でも、パッケージについては80%の人が「歯肉炎・歯周炎の予防効果がありそうと感じる」とし、また87%の人が「使用後のさっぱり感に満足」と回答するなど、高い評価を得たという。