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ベビー売場のあり方、再考を

2025年07月02日 (水)

◆キユーピーは、来年8月にベビーフード・幼児食といった「育児食」の生産を終了すると発表した。少子化に伴う販売数量の低迷に加え、原材料価格やエネルギー費の高騰など厳しい市場環境で「満足いく品質を維持しつつ生産を継続することが困難」と判断した
◆1960年に育児食を発売した同社は現在、72品目の育児食を揃えている。発売当時では考えられない急速な少子化で、ベビーブームは今や遠い昔の出来事に。加えて近年のコスト高は、様々な商品や社会環境に影響を与えている
◆昨年の出生数は統計開始以来、初めて70万人を割り込んだ。出生数の減少が年々続く中、ベビー売場を縮小するドラッグストア企業も見られるが、これに対し「店舗内のベビー売場は意外と重要」との声も
◆ベビー商品を購入する客は日用品等も購入し、売上への貢献も高い“ロイヤルカスタマー”でもあるが、もし品揃えが期待通りでないと専門店やネットに流れてしまう。地域ニーズを十分に把握し、ベビー売場のあり方を再考してはどうか。



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