新しい遺伝子欠損技術「AIDシステム」 バイオロイス

2010年3月15日 (月)

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「AIDシステム」のキット

 バイオベンチャー「バイオロイス」は、研究者向けに新しい遺伝子欠損技術「AIDシステム」のキット販売を国内で開始する。

 AIDシステムは、大阪大学と国立遺伝学研究所の共同研究成果として開発された遺伝子解析法。酵母を使った蛋白質分解法と、動物細胞の遺伝子欠損法を合体させることで、動物細胞で効率的に蛋白質を分解することが可能になった。

 具体的には、植物に特有の蛋白質「TIR」の標的蛋白質が、植物ホルモン「オーキシン」で分解される仕組みを、動物細胞で再現。TIRの標的となる蛋白質(IAA)配列の一部(AIDタグ)を、分解したい蛋白質遺伝子に結合させ、その融合蛋白質を発現させて、オーキシンで分解させるという方法がとられている。

 このAIDシステムを用いることで、従来の系で48時間かかっていた標的蛋白質の分解が、わずか30分で行えるようになるという。その結果、疾患関連遺伝子や創薬・診断薬のターゲット遺伝子の特定、薬剤のスクリーニング法、薬効評価への応用などに有効となる可能性がある。

 同社は、阪大と国立遺伝研からAID法に関する特許の独占的通常実施許諾を取得し、昨年12月からキットの試作販売を開始。現在、国内や欧州の研究機関、製薬企業でテスト採用されている。




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