ニチバンは、硬さの違う2種類の発泡パッドで、褥瘡(床ずれ)を立体的に保護する、皮膚刺激の少ない褥瘡保護用パッド「プロソフト」(一般医療機器、救急絆創膏)を、病院・クリニック、福祉・介護施設などに向けて発売した。北海道大学名誉教授で、日本褥瘡学会創立者でもある大浦武彦氏(医療法人社団廣仁会褥瘡・創傷治癒研究所所長)との共同開発によるもの。
これまでのパッドでは、柔らかくてつぶれてしまったり、硬くて肌に当たる部分が痛くなって、新たなキズができるなどの問題点があった。新製品の「プロソフト」は、褥瘡保護用パッドで初めて2種類のポリウレタン発泡体を積層した。体に当たる部分は柔らかく、寝具側のパッドはしっかりと立体的に支える構造になっている。
肌にやさしいアクリル系粘着剤の採用で皮膚刺激が少なく、パッドの表面に30mm間隔のスリットを入れたことで、体の曲線にフィットしやすく、ズレが抑えられ、剥がれにくくなった。サイズは190mm×270mmで、パッドの厚みは2種類あり、税込み標準価格は17mmが2835円、25mmが3150円。