ジョンソン・エンド・ジョンソン・コンシューマカンパニーは、せき中枢に直接働きかけ、効果を発揮するせき止め専門薬のアネトンシリーズから、急なせきの症状に対処できる「アネトンせき止めZ液分包」(指定第2類医薬品)を今月30日から全国で発売する。低価格のトライアルタイプという位置づけで、求めやすい価格や用量であると共に、素早く対処できて携帯にも便利という特徴を持つ。せき止め専門薬の存在を知らない消費者もいる中、同社は今回の発売を機に、せき止め専門薬を普及させていきたい考えだ。
同社によると、現在、せきの対処法として、消費者のせき止め専門薬に対する認知は、のど飴やマスク、うがい薬などと比べると高くない。また、総合感冒薬のせきを止める効果に対する満足度は、非常に低いという状況だ。
一方、せきを止めたい時に買う薬で重視する点では、▽せきを鎮める効果が高い▽安心して使える▽効果が早い▽長続きする――といった消費者のニーズがあり、実際にせき止め専門薬を使用した消費者の満足度は高い。
こうした状況を受けて同社は、せきが出た時の対処に関して、「総合感冒薬よりも、せき止め専門薬の方がよいということを啓蒙することで、もっとマーケットが拡大する余地があるのではないか」と考え、今回、アネトンシリーズから新たに「アネトンせき止めZ液分包」を発売する。 同製品は、2008年6月に発売した「アネトンせき止めZ液」と同じ処方。せき中枢に作用する“リン酸コデイン”を配合し、急なせきを抑える。
1日使用回数は3回としているが、食後などの指定はなく、いつでもどこでも水なしでのむことが可能だ。味は、さわやかなレモンティー風味。1回分1包装のスティックタイプで、携帯にも便利となっている。
また、3包入りで税込み価格525円と、求めやすい価格で、せき止め専門薬を使ったことがない人でも気軽に試せるのも特徴だ。
同社は、「せき止め専門薬の効果を、求めやすい価格、用量、使いやすい剤形で気軽にトライアルしていただきたい」としている。