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インフルワク接種者で今期初の死亡報告

2010年11月11日 (木)

 厚生労働省は、10月から始まっている、今期のインフルエンザワクチンによる副反応報告で、ワクチン接種と関連の可能性のある初の死亡事例が報告されたと発表した。直前に抗生物質を服用しており、今後、専門家が因果関係を判断する。

 死亡したのは心房細動、うっ血心不全、気管支喘息などの既往症のある80歳代の女性。メチルジゴキシン、フロセミド、クエン酸第一鉄ナトリウム、グルコン酸カリウムが投与されていた。

 今月5日午前にワクチンを接種したのと同時に、外傷に対してセファレキシンが処方され、調剤薬局で同剤を服用したところ、約10分後に全身掻痒感が出現したため医療機関に戻ったが、脈が微弱となり救急病院に搬送され、到着後に死亡した。死因はアナフィラキシーショックと心筋梗塞の疑い。

 過去にもセファレキシンの投与経験があるため、接種医はワクチンによるアナフィラキシーショックとしているが、搬送先の医師は、ワクチンによるものかセファレキシンによるか不明としている。

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