塩野義製薬は25日、一般用医薬品のビタミンBl主薬製剤「べリックスAプラス」と「べリックスBEプラス」を自主回収すると発表した。
2010年11月25日以降に出荷した一部製品に、製造委託先で異種錠(抗リウマチ剤)が混入した可能性を否定できないことが判明。自主回収することにした。
同社では、現時点では、消費者や薬局・薬店、卸等からの異種錠の連絡はなく、健康被害の報告も受けていないとしている。
回収対象となる2製品(うすだいだい色の楕円形錠)と、混入の可能性がある製品(白色の円形錠)とは、色調・形状が全く異なっており、容易に識別が可能だが、誤って異種錠を服用すると、下痢等を引き起こす可能性がある。同社では、消費者には服用しないように一般紙での告知やウェブサイトで周知していく。