中国で販売する「セイロガン糖衣A」
大幸薬品は、グループ会社の大幸薬品(亜洲太平洋)有限公司を通じ、中国の華東・華北ならびに東北地域(上海市、浙江省、江蘇省、北京市、天津市、遼寧省、吉林省、黒龍江省、河南省)において、「康腹止{さんずい+写}片」(日本での「セイロガン糖衣A」)の販売を開始する。
現地で薬局やドラッグストアの販路を持つ、エドワード・ケラー・シャンハイ・リミテッドを販売総代理店とし、今月中旬から出荷を開始し、6月から現地で販売していく予定。
中国では、これまでグループ会社を通じて「正露丸」(50錠、100錠)の販売を行ってきたが、中国国内において糖衣タイプの需要が高まってきたことを受け、「新たなユーザーの獲得と、医薬品事業のさらなる販売強化を目的に、(セイロガン糖衣Aの)中国での販売を決定した」(同社)としている。販売予定は、24錠入りと48錠入りの2タイプ。
一方、同社では衛生管理製品「クレベリン」について、昨年2月から香港で本格販売したのに続き、マレーシア、台湾、シンガポールでもそれぞれ販売を開始するなど、衛生対策に関する意識と製品需要の高まりが見られるアジアにおいて、「クレベリン」の販売網の拡大を進めている。