[メディカル版]【新製品】RSウイルス感染の迅速診断試薬「ピオキューブRSV」新発売 東洋紡

2011年2月18日 (金)

POCube本体(上)と、ピオキューブRSV
POCube本体(上)と、ピオキューブRSV
POCube本体(上)と、ピオキューブRSV

 「POCube」ではこれまで、CRP(C反応性タンパク)、インフルエンザウイルス、PSA(前立腺癌の早期発見マーカー)の3項目の測定が可能だったが、それぞれの試薬を購入することで、測定項目は4項目に増加した。

 RSウイルス感染症は、インフルエンザとほぼ同時期に流行し、高い発熱、咳など、症状もインフルエンザと似ている。乳児では、約70%が生後1年以内にRSウイルスに感染し、重症化することがある。

 また、免疫不全患者や高齢者など、免疫力の低下した成人にも感染し、重症化するケースも見られる。

 1歳未満では、年間のRSウイルス感染症による死亡率はインフルエンザを上回るという報告もある。

 このようにRSウイルス感染症は、他のウイルス性呼吸器感染症に比べ、重症化するケースが多く、RSウイルスに感染しているかどうかを判定することは非常に重要だ。

 だが、従来の判定方法では、[1]判定に15分程度かかる[2]検出率は70%程度で、感度が低い――など課題があった。東洋紡では、こうした市場のニーズに着目し、従来よりも短時間かつ高感度にRSウイルス感染を判定できる診断システムを開発した。

 同社のRSウイルス感染診断システムは、小型免疫自動分析装置「POCube」と専用の試薬カートリッジ「ピオキューブRSV」を用いるもので、検体を試薬カートリッジに滴下し、分析装置本体に差し込むだけで、感染の有無を判定する。

 診断システムの主な特徴は、[1]迅速判定(6分程度)で判定結果がその場で分かる[2]来の判定方法に比べ、10~40倍の高感度で判定が可能で、ウイルスの少ない感染初期でも検出が期待でき、診断・治療方針の決定に役立つ[3]専用の試薬カートリッジに検体を滴下した後、分析装置本体にセットするだけで、自動的に陰性・陽性の検査結果を表示する――など。

 東洋紡では、早期にRSウイルス判定市場で3割以上のシェア獲得を目指す。また、POCubeの今後については、A群レンサ球菌、アデノウイルス、ロタウイルス、アレルギー等、小児科領域の項目を中心に測定できる項目を増やし、さらに販売を拡大していく。

 税別希望小売価格は、小型免疫自動分析装置「POCube」が120万円、RSウイルス用試薬カートリッジ「ピオキューブRSV」が1万2000円。

 東洋紡は、高感度で様々な臨床検査項目が測定できる小型自動分析装置「POCube」に、RSウイルスを診断する試薬カートリッジ「ピオキューブRSV」を加え、1月27日から新発売した。




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