栄研化学は、オランダのアムステルダムに欧州事務所を開設した。
同社は新経営構想「EIKENROAD MAP 2009」で、グローバル化を目指して、便潜血検査用試薬・装置や、独自の遺伝子増幅技術「LAMP法」を活用した遺伝子検査製品について、欧米や新興国で事業展開を進めてきた。
特に欧州では昨年、大腸癌のスクリーニングガイドラインが見直され、免疫便潜血検査自動法が推奨されたこともあり、栄研製品の大きな需要が見込まれると予測。製品の早期浸透に向け、オランダのアムステルダムに欧州事務所を開設することになった。
今後、欧州事務所を通じて、各国の代理店やユーザーと迅速に対応できる体制を構築し、欧州展開を加速していきたい考え。