小野薬品は9日、選択的ニューロキニン1受容体拮抗型制吐剤「プロイメンド点滴静注用150mg」(一般名:ホスアプレピタントメグルミン)を新発売した。
プロイメンドは、2009年12月に販売した経口制吐剤「イメンドカプセル」のプロドラッグ体で、シスプラチンなどの抗癌剤投与に伴う悪心・嘔吐予防として用いられる。米メルク子会社から導入した小野が、国内で単独開発した。静脈内投与後、体内の脱リン酸化酵素により、アプレピタントに代謝される。
用法・用量は、他の制吐剤との併用で、ホスアプレピタントとして150mgを抗癌剤投与1日目に1回、点滴静注する。
薬価は、150mg5バイアルが1万4919円。