院内、地域を問わず、職種や施設の枠を超えた連携の必要性が指摘されているが、既に千葉県では循環型地域連携パス等が作成されている。実際の円滑な医療連携を進めるため、2010年から「千葉県脳卒中連携の会」を開催しており、今年も2月19日午前10時から、第3回大会が「地域で支える・生活と健康」をメインテーマに、千葉市のアパホテル&リゾート東京ベイ幕張を会場に、薬剤師を含めた各職種等による職種別分科会、全体会などが開催される。
プログラム概要は、[1]職種別分科会(看護職、薬剤師、医師、リハビリスタッフなど)[2]特別講演:地域医療計画と地域医療連携=田城孝雄・順天堂大学スポーツ健康科学部健康学科教授[3]全体会:地域生活期における連携(自立~要支援、要介護)[4]分科会報告・提言――など。
このうち薬剤師分科会については、脳卒中地域連携パスで薬剤シート(案)を作成することになったことから、「いよいよ始まる薬剤シート」をテーマに、▽脳卒中地域医療連携パスにおける薬剤シート=飯嶋久志・千葉県薬薬事情報センター長▽保険薬局からみた薬薬連携(連携パスを踏まえて)=高橋眞生・カネマタ薬局代表取締役)▽連携パス薬剤シートの作成と導入にあたって(薬薬連携の視点から)=小坂好男(東京女子医科大学八千代医療センター薬剤部長)――の講演を予定、医療連携の中で薬剤師がいかに機能していくかディスカッションする。
問い合わせ先は、千葉県薬薬事情報センター地域医療連携室(TEL043・247・4401)