福岡市に本社を置く化粧品・医薬品メーカーの新日本製薬(後藤孝洋社長)は、アゼラスチン塩酸塩を配合した抗アレルギー薬「ルキナガード」(第2類医薬品)を新発売した。同社ではこれまで、医薬品については第3類医薬品を販売しているが、第2類医薬品の発売は今回が初めて。九州のドラッグストア・薬局から徐々に取扱店を拡大し、全国約1000店舗での販売を目指す。
「ルキナガード」は、花粉やハウスダスト等によるくしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの鼻アレルギー症状、じんましん・湿疹等による皮膚症状の緩和に有効な医薬品。女性でも飲みやすい小粒のソフトカプセルで、1日2回の服用で優れた効果を発揮する。アレルギー症状の原因物質であるヒスタミンと、ロイコトリエンの産生を抑制し、花粉症などによる季節性のアレルギー性鼻炎の症状には、症状が出始める前の初期段階での服用が効果的。 税込み希望小売価格は40カプセル(1回2カプセルを1日2回服用で10日分)1764円。
同社では、「これまで通販事業で培ったノウハウを基に、店頭デジタルPOPやTVCMなどのセールスプロモーションを展開し、一般ユーザーへの訴求に力を入れていく」という。