バイエル薬品は、日本初の超音波子宮卵管撮影用医療機器「フェムビュー」を新発売した。同製品によって、超音波装置がある医療機関で不妊の初期検査を容易に実施できるようになる。
女性不妊の初期検査の一つとして実施される卵管疎通性検査に使用。超音波子宮卵管撮影時に造影用バルーンカテーテルに接続し、生理食塩液と空気の混合液を造影源として子宮腟内に注入するために用いる。
通常、生理食塩液と空気で作る気泡はすぐに消えるが、同製品は、生理食塩液と空気の混合液を作り出すと同時に子宮腔内に注入する。この混合液を継続的に注入すると超音波下で気泡が写し出され、卵管が開いている場合には、子宮腔から左右の卵管への流れを確認できるという。