実際に変更した患者ではQOL低下なく血糖コントロール改善
現在、インスリン製剤には多種多様の作用時間を持った薬剤が発売されており、患者の自己管理が重要な糖尿病におけるインスリン療法では、病状の変化に合わせて療法の変更を行っていくことが、血糖値のより良いコントロールにつながると考えられている。日本イーライリリーの調査では、7割の医師が必要にもかかわらず、インスリン療法変更を患者に勧めることをためらった経験があることが浮き彫りになった。一方、実際に変更した患者では、QOLが低下することなく血糖コントロールが改善されたことが示されたという。
同調査は、自己注射であるため心理的な負担が大きいと考えられるインスリン療法について、患者・医師双方の治療に対する意識・実態を理解するため、行ったもの。