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エーザイの戸田健二常務執行役は、CPhIジャパン2007で製薬企業を取り巻く国際環境について講演し、ニセ薬問題に触れ、製剤に加え原薬も出回る恐れがあることを明らかにした。
戸田氏によると、原薬のニセ薬が出現していることは、ニセ薬について話し合う国際組織PSI(ファーマシューティカル・セキュリティ・インスティテュート)の2006年総会で報告されている。
講演終了後、戸田氏は本紙に「日本では確認されているものではない」とした上で、「原薬の偽造品は新しい問題だ」と指摘し、国際的な対応が必要になることを示唆した。
製剤のニセ薬については、「対岸の火事と見ているわけにはいかない。政府、産業界も本腰を入れなければならない」と訴えた。
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