医薬品医療機器総合機構の関西支部(PMDA-WEST)が1日、始動した。薬事戦略相談を開始、来年度からGMP実地調査にも取り組む。同支部開設は、関西イノベーション国際戦略総合特区を成功させるための重要なツールとして、大阪府など関西の5自治体や経済界が国に要望して実現したもの。開発初期段階からの指導・助言が、関西圏からの革新的医薬品・医療機器の創出や、iPS細胞をはじめとする再生医療製品の実用化促進に拍車がかかるものと期待される。
同日、同支部が置かれるグランフロント大阪ナレッジキャピタルタワーC9F(大阪市北区)で開所式を開催。PMDAの近藤達也理事長は、「関西支部の開設は、自治体や経済界が国に要望することで始まった。一方、PMDAでは、11年度から日本発の革新的な医薬品創出をアシストするため、薬事戦略相談事業を開始した」とこれまでの経緯を説明。
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