ロート製薬は、自分の症状に合った製品が分かりやすいと好評の漢方薬ブランド「和漢箋」の新製品として、「新・ロート小青竜湯錠II」(第2類医薬品)を昨年末に発売した。
同社調査では、鼻炎内服薬ユーザー(約200人)の小青竜湯の認知率は27%と低い一方で、約6割の人が「しっかり効きながら、眠くなる成分無配合の鼻炎に効く漢方薬を使ってみたい」とするなど、潜在ニーズが高いことが分かったという。
今回、中国の天津ロート社で生産した自社開発エキスを採用し、新しくなった「新・ロート小青竜湯錠II」を発売することで、花粉等の鼻炎症状に悩む人に、漢方薬で治療するという新たな選択肢を提案していく。眠くなる抗ヒスタミン剤を含まないため、仕事中や勉強中などにも使える。5歳以上の子供にも、1日2回の服用で効果を発揮する。
2010年から発売してきたパウチタイプの「ロート小青竜湯錠II」は販売をやめ、新たに箱形パッケージにリニューアルした。税別希望小売価格は40錠1200円、80錠1900円。