千里ライフサイエンス技術講習会 第60回
「次世代シークエンサーを用いた遺伝子発現解析の実際」
日時
平成26年5月16日(金)10:00~16:30
場所
千里ライフセンタービル5階会議室
(地下鉄御堂筋線千里中央駅北口すぐ)
趣旨
次世代シークエンサーは短時間に大量の塩基配列を決定できる装置であり、驚く程のスピードで開発が進んでいる。普及し始めてわずか数年で、次世代シークエンサーは生命科学にとって欠かすことはできないものになった。次世代シークエンサーをうまく利用することで、ゲノム解読に留まらず、ヒストンの修飾、DNAのメチル化などのエピゲノム情報や、転写因子などの結合領域、またRNAの発現、スプライシング、さらに核内のDNAの高次構造などを同定することが可能になる。しかし、次世代シークエンサーから得られるデータは巨大であり、ウェットな研究者にはなかなかハードルが高い。そのため、次世代シークエンサーを試してみたいと思いつつも、二の足を踏んでいる人が多くいる。
本講習では、そのような人を対象に、次世代シークエンサーから得られたデータを見るだけでなく、実際に触って解析し、次世代シークエンサーのデータ解析の実際を紹介したいと考えている。
コーディネータ
二村圭祐 大阪大学大学院医学系研究科 遺伝子治療学 助教
プログラム
技術解説(午前)
「遺伝子解析の歴史と現状」(二村圭祐)
「Ion TorrentTM 次世代シーケンサ ~原理,ワークフロー」(徳永裕子*)
「Ion TorrentTM 次世代シーケンサを用いた発現データ解析」(石倉隆*)
*:ライフテクノロジーズジャパン株式会社
技術実習(午後)
次世代シークエンサーから得た遺伝子発現データの解析
(ライフテクノロジーズ社のクラウドサービスを含むインターネット環境を利用)
参加資格
分子生物学の研究者などで、今後遺伝子の解析に興味がある方
実習参加者はノート型PC(スペックは下記参照)を持参できる方
OS:WindowsであればXP以上、MacではOS X。
ソフト:MicrosoftExcel2003以降。
HDD空き容量10G程度。メモリ:2G以上。
画面サイズ:1024×768以上。
ブラウザは以下のうちいずれかが必要:
Google Chrome 最新版;
Firefox 8.0以降(最新版を推奨);
InternetExplorer9.0以降; Safari4.0以降。
EthernetのI/Fがあり、DHCPでIPアドレスを取得可能なこと。ウイルス対策ソフトが導入されていることを推奨いたします。
なお、実習時のPCの故障・破損、動作不良、ウイルス感染等について主催者は責任を負えません。
予めご了解の上、お申し込みください。
定員
技術解説のみ30名、技術解説と実習参加20名
参加費
技術解説のみ:3,000円、技術解説と技術実習:5,000円
申込方法
以下の要領にてお申込みください。
[1]氏名、勤務先、所属、役職名、〒、所在地、電話、FAX番号を明記の上、E-mailで(dsp@senri-life.or.jp宛)お申込みください。
[2]事務局より受付の通知をお送りいたしますので、通知記載の振込先口座に参加費をお振込みください。
[3]入金を確認後、通常2週間以内に領収書兼参加証をお届けいたします。
申込締切
4月25日(金)(財団必着)。ただし、定員になり次第締め切り。
主催
公益財団法人 千里ライフサイエンス振興財団
http://www.senri-life.or.jp
協力
ライフテクノロジーズジャパン株式会社