クラシエ薬品は、漢方薬のロングセラーブランド「コッコアポ」を、30~50代の女性が抱える「体質変化」や「自覚症状」からくる悩みに合わせて選べる、肥満改善薬ブランドとしてリニューアル発売した。さらに「コッコアポ」シリーズのリニューアルに合わせ、体を温めながら水分代謝を高め、手足や顔などのむくみを改善する「クラシエ当帰芍薬散錠」を発売した。これら4製品いずれのパッケージも、女性向けに洗練された色鮮やかなデザインに一新して、店頭訴求力も高めている(写真)
「コッコアポ」シリーズは、肥満を改善する漢方処方の防風通聖散を「コッコアポ錠」として、1982年に発売したのが始まり。時代と共に変化するライフスタイルや体調に向き合い、便秘や肥満、むくみなどの症状を改善するため、これまでも様々な改良を重ねてきた。
今年行った30~50代の女性を対象とした「肥満の原因だと思う自覚症状」についての調査(クラシエ製薬がインターネットで実施)では、「代謝が悪い」「手足の冷え」「ストレス過食」「便秘」など、肥満の原因を自分の体質や症状と関連づけて考えている人が、約9割にも達することが分かった。そこで、この年代の女性が自分の体質や症状に合わせて選べる処方をラインナップし、より細やかに女性の肥満の悩みに応えられる漢方薬シリーズとして展開することとした。
新しい「コッコアポ」シリーズ(いずれも第2類医薬品)は、脂質の代謝を促すと共に、おなかの脂肪が多い人の便秘改善にも効果がある「コッコアポEX錠」(防風通聖散料エキス粉末配合)、過食や食生活の習慣等で起こる肥満・常習的な便秘を改善する「コッコアポG錠」(大柴胡湯エキス粉末配合)、運動不足や生活習慣等による水太りに効く「コッコアポL錠」(防已黄耆湯エキス粉末配合)──での展開。
それぞれのパッケージ前面には、自分の体質や悩みのタイプによって、どの商品を選ぶのがいいかが一目で分かるキャッチコピーを採用し、側面には各々の処方がどのように脂肪を減らすのかを具体的に明記することで、納得して購入できることを促した。
税別希望小売価格は、「コッコアポEX錠」が60錠1000円、144錠2000円、312錠4000円、「コッコアポG錠」が60錠1000円、312錠4000円、「コッコアポL錠」が60錠1000円、312錠4000円。
同時発売の「クラシエ当帰芍薬散錠」(第2類医薬品)は、トウキ末、センキュウ末、シャクヤク末、ブクリョウ末、ソウジュツ末、タクシャ末を配合。血液・体液循環を良くして、足腰の冷えや手足、顔などのむくみの改善、生理不順、腰痛、更年期障害などに効果を発揮する。60錠1000円、288錠4000円。