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【学術会議】運動器健康づくりへ提言‐総合的な新体制構築が必要

2014年09月08日 (月)

 日本学術会議の臨床医学委員会・運動器分科会は、2013年度から始まった第2次「健康日本21」の中心テーマに健康寿命延伸が掲げられ、その数値目標の中に運動器に関連する項目が含まれたことを受け、科学的根拠に基づく健康づくりが必要とし、「超高齢社会における運動器の健康」に関する提言(表参照)をまとめた。啓発活動や運動器学の推進、研究支援体制の構築、実践する人材の育成などを求めている。

 同分科会は、運動器が健康で“動ける”ことは人の「意思の表現」であり、「尊厳」と「自立」の基盤と指摘。また、運動器の健康への対策は子供から高齢者まで、あらゆるライフステージで重要なものの、運動器疾患の病理変化は40歳代から始まり、50歳代以降に顕在化し、要介護状態の原因になるなどの問題があることから、今回、中高年者の運動器の問題を取り上げることにしたもの。


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