日本薬剤師会は12、13の両日、山形市で第47回学術大会を開いた。全国から多くの薬剤師が参集し、高度化する医療の中で、チーム医療への参画や在宅医療、さらに地域健康拠点としてのセルフメディケーションの推進など薬局、薬剤師に求められている課題について討論を繰り広げた。
「薬剤師の将来展望」エビデンスと実行が大切‐現場からの情報発信必要に
分科会1「これからの薬剤師の将来展望」では、現場の立場から山本信夫日薬会長、北田光一日本病院薬剤師会会長、教育界から井上圭三日本私立薬大協会長、産業界から日本製薬団体連合会の市原正人薬制委員長が、今後望まれる薬剤師の方向性について言及、薬剤師と関連職種、薬局と病院等医療機関、企業・大学職員と現場薬剤師との連携の必要性を強調した。また、基調講演した厚生労働省の成田昌稔大臣官房審議官は、薬剤師業務のエビデンスや実績を示していくことが重要とした上で「サイエンスに基づき、超高齢社会に向け未来社会の構築に貢献してもらいたい」と期待を述べた。
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