小野薬品の相良暁社長は5日、9月に抗PD‐1抗体として世界に先駆けて発売した抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」について、「ここ1~3年は、様々な癌種への効能効果や治療のラインを確立するための臨床試験のコストをしっかり確保する」と断言。「来年度から見込まれている海外での発売のロイヤリティ」にも言及し、「オプジーボの最大化」に期待を寄せた。
オプジーボは、メラノーマの効能で9月2日に国内で販売を開始した。今年9月に韓国で、欧米でも秋にそれぞれメラノーマの適応で承認申請を完了。メラノーマにおけるイピリムマブと併用の臨床試験は欧米でPIII段階にある。
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