お薬手帳電子化など促進へ
厚生労働省と総務省は6月30日、「クラウド時代の医療ICTのあり方に関する懇談会」の初会合を開き、個人がスマートフォンやクラウドサービスなどのICT技術を利用し、自分自身の健康状態や医療情報を管理、活用する仕組みのあり方について議論を開始した。個人自らが生活の質の維持や向上を目的に、体重や運動量等の健康情報を一元的に管理する「パーソナルヘルスレコード(PHR)」の有効な活用やセキュリティ対策をはじめ、運用面で求められる要件を検討し、9月をメドに取りまとめを行う。
会議の冒頭、厚生労働大臣政務官の橋本岳氏は、「健康分野サービスの質向上は今後重要であり、医療機関等の連携でもクラウド等のICT技術が注目されている。民間サービスの取り組みなどを踏まえ、どのようにサポートしていけるか、セキュリティ対策も含め総合的に検討してほしい」とあいさつした。
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