岐阜薬科大学=第3回岐阜イノベーション講演会(国際シンポジウム)「小児医薬品開発のために―過去、現在、未来」を10月8日正午から、岐阜市の同大本部で開く。
わが国は、新薬創出等加算の導入以来、小児を対象とした臨床試験実施数が増加しており、また、未承認薬・適応外薬検討会議の勧告で、小児適応を有する医薬品の承認数は増加してきているが、全体の2割程度しかない。今回のシンポジウムでは、法的枠組みにより小児医薬品開発を推進している欧米、そしてわが国の現状を共有し、今後の展望、期待を議論していく。
プログラムとしては、▽日本の現状と問題点=中村秀文(国立成育医療センター)▽EUの現状と問題点=ダニエル・ブラッスール(ブリュッセル自由大学)▽小児医薬品開発の現状―企業の立場から=越阪部正徳(ノーベルファーマ)▽小児臨床のための定量的評価=加藤善一郎(岐阜大学)▽小児臨床の運営(米国における取り組み)=ケリー・キャロル(アン&ロバート・リール記念シカゴ小児病院)――など5氏の講演を予定している。
問い合わせ先は、同大学グローバル・レギュラトリー・サイエンス寄付講座(塚本桂特任教授)(TEL058-230-8103)