医薬品医療機器総合機構(PMDA)は9日、「PMDA北陸支部」を富山市の富山県庁くすり政策課内に開設する。北陸支部内に「アジア医薬品・医療機器トレーニングセンター研修所」を設置し、アジアの規制当局関係者に対して実施される医薬品の製造工程に関するGMP調査研修などの実施に協力していく。PMDAの支部開設は、2013年の関西支部に続き2カ所目となる。
PMDAは、3月に国が策定した「政府関係機関移転基本方針」に基づき、富山県と協定を結んで北陸支部を開設する。日本の規制について積極的に発信したいPMDAと、医薬品の生産拠点としての知名度を世界レベルに高めたい富山県の考えが一致し、今回の支部開設に至ったもので、国内有数の医薬品製造業の集積地である富山県に、アジア各国の規制当局関係者がトレーニングを受けられるGMP研修施設を設置する。
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